月1回を目安に、その子に本当に必要か?を考えましょう
犬のシャンプー頻度を決める前に、「その子に、いま本当にシャンプーが必要でしょうか?」 そこから考えてみましょう。
回数の正解を先に探すより、その子の特性に合わせて必要性を見極めたほうが、結果的に負担が減り、長く続けられることが多いからです。
頻度の目安は、実は“ひとつ”に定まりません。たとえば ASPCA(American Society for the Prevention of Cruelty to Animals:米国動物虐待防止協会) は、一般的なケアとして「多くの犬に頻繁な入浴は必要ない」趣旨を述べています。
一方で AKC(American Kennel Club:アメリカンケネルクラブ) は、被毛タイプなどにより「週1回から4~6週間に1回」まで幅を示しています。
さらに VCA(VCA Animal Hospitals:VCA動物病院) では「汚れた/犬臭いときに時々」という現実的な目安を示しつつ、犬種によっては6~8週間程度の例も挙げています。
――つまり、「何週間に1回」と一律に決めるのは難しい、これが前提です。
では、どう決めるか。
月1回程度を「目安」として、その子の必要性に応じて調整するのがおすすめです。
必要性を判断するポイントは大きく以下の4点です。
①汚れ
泥・砂が付きやすい生活、皮脂が付いているなどの場合は、汚れが気になったら洗うのがおすすめです。
②におい
室内の寝具やソファなどで一緒に過ごす時間が長い場合、生活の中で気になるかどうかを基準としましょう。
③皮膚の状態
赤み・フケ・かゆみが続くなら、頻度より「洗い方・すすぎ・乾かし」を優先して見直しましょう。汚れやすすぎ残しが肌に残って炎症を起こしている、シャンプーそのものの成分が合わないなどの可能性もあります。必要なら獣医師へ相談するのがおすすめです。
④ストレス
シャンプーが嫌いな子は無理をしすぎないのがポイントです。洗う時間が飼い主や犬にとってストレスなら、拭き取りや部分洗いで代用したり、時間を短縮するなど、“負担を減らす工夫”をおすすめします。
なおVCAは、入浴が過度だと皮膚や被毛の自然な油分が奪われ、刺激やかゆみにつながる可能性にも触れています。
その子の様子を見ながら、必要なときに、必要なだけ。心にも肌にも負担をかけにくい形で、長く続けられる頻度を、その子基準で整えていきましょう。
出典
- American Society for the Prevention of Cruelty to Animals(米国動物虐待防止協会)「General Dog Care」
- American Kennel Club(アメリカンケネルクラブ)「How Often Should You Wash Your Dog?」
- VCA Animal Hospitals(VCA動物病院)「Grooming and Coat Care for Your Dog」
- VCA Animal Hospitals(VCA動物病院)「True or False: Bathing your pet once a week can dry out their skin and coat?」
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